入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その1)
前回、「ストレスを受け止めるための器が小さい者の生存戦略」として、「コーピング」と呼ばれるテクニックについて紹介しました
では、コーピングって、具体的には何をすればいいんでしょう?
やりたいことは前回も書いた通り
(1) 入ってくるストレスをできるだけ少なくすること
(2) 貯まってしまったストレスをできるだけ吐き出すこと
の2つです
では早速、(1)の「入ってくるストレスをできるだけ少なくする方法」から説明していきます
(1)入ってくるストレスをできるだけ少なくする方法
そもそも「ストレス」って何でしょう?
怖い上司?
いじめっ子?
それとも奥さん?
人それぞれでしょうね
これら以外にも「寒さ」「雨」「頭痛」「引っ越し」「日照時間」等の、「人」以外っていうパターンもあります
でも、これらを指して「ストレス」と呼ぶのは、正確ではありません
これらはあなたに対し、ストレスのもとになるさまざまな刺激を与えてくる存在です
このような存在のことを、正確には「ストレッサー」と呼びます
あなたはストレッサーが与えてくる刺激をどのように受け止めていますか?
この「どう受け止めるか」というのも、あなたが受けるストレスの大小に、大きな影響を与えます
「雨の日が好き」という人もいますし、上司から叱責を受けても、その上司との信頼関係が厚い人なら「愛の鞭だ」と受け止めることができるかもしれません
このような、人それぞれの物事の捉え方のことを「認知」といいます
「ストレッサーが与えてくる刺激」と「刺激に対するあなたの認知」の組み合わせが悪い方向に行ったとき、あなたにとってのストレスが発生するんです
こう考えると、「入ってくるストレスをできるだけ少なくする方法」が見えてきます
要は、
① 「ストレッサー」をどうにかする
② あなたの「認知」をどうにかする
この2つで、入ってくるストレスの量をコントロールできるはず!
« 器から水を溢れさせないためには? | Main | 独歩氏の経過報告 »
「ストレスマネジメント」カテゴリの記事
- 全か無か思考(2019.12.26)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その4)(2019.12.01)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その3)(2019.11.26)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その2)(2019.11.21)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その1)(2019.11.09)
「心療内科キジトラクリニック」カテゴリの記事
- 全か無か思考(2019.12.26)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その4)(2019.12.01)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その3)(2019.11.26)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その2)(2019.11.21)
- 入ってくるストレスを小さくすることを考えよう (その1)(2019.11.09)
The comments to this entry are closed.
Comments