ストレスを受け止める「器」
ストレスを受け止める「器」
人間は、それぞれストレスを受け止めるための「器」のようなものを持っていると、自分は考えています
器の大きさは多分人それぞれで、洗面器くらいの人もいれば、マグカップくらいの人もいるでしょう
ひょっとしたら、バスタブとかダムみたいな人もいるかもしれませんね
そしてその器にストレスという名の水が注ぎ込まれたとき、どこまで水が溢れずにいられるか?・・・が、その器の持ち主の「生まれついてのメンタルの強さ」なんだと思います
・・・で、器から水が溢れでたとき、器の持ち主はどうなるのか?
結論から言うと・・・壊れます
心臓を患ったり胃に穴が開いたりという「身体的」な壊れ方をする人もいれば、鬱になって自殺してしまうような「精神的」な壊れ方をする人もいます
両方とも・・・っていう人もいますね・・・
「じゃあ器がマグカップの俺は、ストレス社会の中ではボロボロになるしかないのか!?器がダムの奴が圧倒的に有利じゃないか!!世の中不公平だ!!」って思われる方もいるかもしれません
半分は正解です
世の中は不公平です
全ての生き物はこの世に生を受けるとき、「自分の身体」や「生れ出る場所(環境)」を選ぶことはできません
「人は生れ出た瞬間に、人生の七割は決定されている」・・・という悲観的な考え方もあります
実際に、幼少の頃に誘拐されて兵士としての訓練を受けて、銃を持って戦場にかり出される・・・なんて人生の人もいる訳ですから
でも、です
「じゃあお前はババ抜きをするときに、最初に配られたカードにジョーカーがあったらゲームを止めるのか?」っていう話です
最初の手札にジョーカーがあったなら、それを踏まえた上で戦略を立てにゃあかんのです
例えバスタブでも油断するとお湯が溢れますし、ダムも大雨が降ったら決壊するんです
だから、半分は間違いです
ストレスという水を溢れさせないよう、生存戦略を立てましょう
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