全か無か思考
あなたをネガティブにさせる思考パターン、その1
「全か無か思考 (all-or-nothing thinking)」
「10の仕事のうち1つの仕事を失敗したら、例え9の仕事が成功していても全てが台無しになる」という認知のパターンです
社内でプレゼンテーションをしたはいいけれど、質疑応答でなかなか的を射た回答ができなかったがために、「質疑応答がボロボロだった!今日のプレゼンは大失敗だ!」と思っちゃう人は、この思考パターンに嵌ってしまってますね
質疑応答ができるっていうことは、ちゃんと聴衆に伝えたいことが伝わって、伝わったことに興味を持ってくれているっていうことなんですけどねぇ・・・
よく「完璧主義の人が陥る認知のパターン」とか言われますが、「自分が完璧主義者かどうか?」なんて、なかなか自覚できるもんではありません
あと、物事を「勝ち負け」で評価したがる人も、この認知のパターンに陥りやすいですね
これは割と自覚しやすいと思います
でもこの認知のパターンは、自分が見てきた/やってきた経験上、「仕事をする本人が自分の得意分野だと思っている仕事」で発生しがちなような気がします
そんな人は、得意な仕事であるが故に「仕事を依頼してくる人が想定している以上の仕事」をしようとしてしまいがちなんです
でも結果的に「自分が納得できない仕事」になってしまったときに、「できるはずの仕事ができなかった・・・自分はダメだ」と考えてしまうことがあります
例え仕事の依頼者が、その仕事の内容に満足しているにも関わらず、です
依頼者が満足してるんなら、それでええやないですか
毎回、ホームランなんて無理ですよ・・・
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